黒皮鋼と亜鉛めっき鋼
公開日 2023年7月7日 · 更新日 2026年9月2日 · 約1分で読めます

黒皮鋼と亜鉛めっき鋼は何が違う?ノックダウンハウスやオフィスユニットにはどちらが向いているか
黒皮鋼と亜鉛めっき鋼は、外見は似ていても、特性や使い道は思っている以上に異なります。
ノックダウンハウス、ノックダウンユニット、オフィスユニット、コンテナユニットのオフィス、プレハブ建築を選んでいる方にとって、構造は見落としてはならない重要な要素のひとつです。選んだ素材は強度だけでなく、防錆、耐用年数、メンテナンス、そして長期的なコストにも関わるからです。
「黒皮鋼」と「亜鉛めっき鋼」という言葉を聞いたことはあっても、何が違うのかよくわからない、あるいは次のような疑問を持つ方も多いでしょう。
「どちらの鋼材も構造に使えるなら、なぜ亜鉛めっき鋼を選ぶ必要があるのか?」
特にプレハブ建築をタイで設置・使用する場合、暑さ、湿気、雨、さまざまな環境条件があります。そのため構造材を選ぶときは、1平方メートルあたりの価格や建物本体の価格だけでなく、環境条件と長期的な使い方も考慮すべきです。
黒皮鋼とは?
黒皮鋼とは表面が黒い鋼材で、形鋼や黒皮の形鋼、あるいは角パイプとも呼ばれます。鋳造した鋼を圧延して成形してつくられます。価格の面では、黒皮鋼は溶融めっきや防錆剤コーティングという費用のかかる工程が不要なため、亜鉛めっき鋼より価格が低く、しかも入手しやすいことから、重要な構造材になっています。そのため、消費者を守るためのTIS(タイ工業規格)も数多く定められています。
黒皮鋼の特性は耐久性で、風圧や摩擦をよく受け止められます。
黒皮鋼のメリットと制約
黒皮鋼のメリットと制約を理解しておけば、さまざまな用途で黒皮鋼を使うかどうかをより適切に判断できます。では、この鋼材のメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット:軽量、継ぎ目がなめらか、耐久性が高く長持ち、高い圧力をよく受け止め、大きな荷重を支えられる、亜鉛めっき鋼より価格が低い、入手しやすい、建設でよく使われる
デメリット:防錆の下塗りをしないとさびやすい
亜鉛めっき鋼とは?
亜鉛めっき鋼とは、さびを防ぐために亜鉛のコーティングやめっき処理を施した鋼材です。この材料と製造工程の追加により、亜鉛めっき鋼は黒皮鋼より価格が高くなる傾向があります。ただし、亜鉛めっき鋼の特性、メリット、制約も黒皮鋼とは異なります。
特性
亜鉛めっき鋼の製造工程は黒皮鋼とは異なるため、軽量でさびを防げるなど、興味深い独自の特性があります。屋根の骨組みや小規模な構造など、屋外の建設によく使われます。
亜鉛めっき鋼のメリットと制約
黒皮鋼と同様に、亜鉛めっき鋼のメリットと制約を理解しておけば、どんな用途に亜鉛めっき鋼を使うかをより適切に判断できます。
メリット:さび止め塗装の工程を省けるため、時間を節約でき、すぐに使える
下塗りが不要
デメリット:支えられる荷重が小さいため二次構造向き、価格が高い
オフィスユニットの耐用年数を延ばすため、当社では主要な部材に亜鉛めっき鋼を使っています。また、ユニットの梁には黒皮鋼を使い、さびを防ぐために亜鉛めっき加工に出しています。梁に黒皮鋼を使うのは、大きな荷重を支える必要があるからです。



