石膏ボード・スマートボード・ビバボード、どれを選ぶべきか
公開日 2023年7月7日 · 更新日 2026年9月2日 · 約2分で読めます

「部屋の間仕切り、オフィスの間仕切り壁、キッチンの増築には何を使えばいい?石膏ボード…スマートボード…ビバボード」。この3つはどれも軽量壁の材料としてよく知られていますが、それぞれどんな用途に向いているのか、互いに代用できるのか、どれが丈夫で長持ちするのか、気になるところです。そこで、石膏ボード、繊維強化セメント板(スマートボード)、セメント木片板(ビバボード)について調べてみました。
これらの軽量壁材は、増築や内装、天井、間仕切り壁に使われます。施工が簡単で工期が短く、構造工事を大きく節約できる材料です。主要な構造壁として使っても決まりに反するわけではありませんが、レンガ積みの壁や軽量気泡コンクリートブロックの壁に比べると耐用年数は短く、強度も劣ります。これらの軽量壁材は似ていますが、まったく同じではありません。原料と製造方法が異なるからです。
原料と製造工程
石膏ボード:石膏の粉を圧縮し、表裏を紙で覆って作ります。表面は滑らかですが、もろく割れやすく、湿気に弱いという問題があります。
繊維強化セメント板:(多くの人がスマートボードと呼んでいます)セメントにセルロース繊維(石綿不使用)とケイ砂を混ぜ、高圧蒸気で養生して作ります。石膏ボードより丈夫で曲げることもできますが、湿気の問題は多少残ります。表面には、そのまま見せたり塗装や左官仕上げを加えたりできる滑らかな面と、より粗い面があり、粗い面は滑らかな面よりも接着性が良いため、タイル張りに向いています。
セメント木片板:(一般にビバボードと呼ばれています)木のおがくずをセメントに混ぜ、高い圧力で圧縮成形し、再度乾燥させて水分を抜きます。硬く丈夫で、湿気の問題が少なく、表面は滑らかです。表面だけ見ると繊維強化セメント板に近いですが、断面を見るとセメントの中に木片が入っているのがわかります。
サイズ・厚さ
石膏ボード
– サイズ 120 x 40 cm
– 厚さ 9、12、15 mm
– 価格 140~300バーツ/枚(厚さや、紙・ホイル・防湿シートなど表面材の種類による)
繊維強化セメント板
– サイズ 1.20 x 2.40 m
– 厚さ 3.5、4、6、8、10、12、16、18 mm
– 価格は1枚100バーツ未満から500バーツまで(厚さによる)
セメント木片板
– サイズ 1.20 x 2.40 m
– 厚さ 8、10、12、16、20、24 mm
– 価格 300バーツ台から800バーツ台まで(板の厚さによる)
施工方法
石膏ボード
– 下地の骨組みに取り付け、ビスで固定するか、釘打ちで固定します。
繊維強化セメント板
– 下地の骨組みに取り付け、ビスで固定する必要があります。
セメント木片板
– 下地の骨組みに取り付け、ビスで固定する必要があります。
長所
石膏ボード
– 軽量
– 骨組みを組まない場合は接着モルタルで貼ることもできます。板の継ぎ目の左官仕上げがより滑らかにでき、穴あけ・切断・補修も簡単で素早くできます。
繊維強化セメント板
– 石膏ボードより伸縮やねじれが少なく、シロアリに食べられません。
– 曲げられます。
– 日差しや雨に強い。
– 片面が滑らかなので、打ち放しコンクリート風の壁にしたい方は、素地を見せる壁にできます。
セメント木片板
– 木材のようなしなやかさと、セメントのような硬さを併せ持ちます。
– 日差しや雨に強く、膨れず、腐らず、シロアリに食べられず、カビも生えません。
– 表面が美しく、そのままでも見せられます。さらに美しくしたい場合は、塗装や左官仕上げ、タイル張りもできます。
短所
石膏ボード
– シロアリに食べられ、水に濡れるとだめで、荷重をあまり支えられず、もろく、上からタイルを張れません。表面が美しくないため、塗装や左官仕上げで覆う必要があります。
繊維強化セメント板
– 現場の条件によって程度の差はありますが、伸縮やねじれが起きます。
– 板の継ぎ目を滑らかに仕上げるのが難しく、穴あけ・切断・補修もより手間がかかります。
– 表面が美しくないため、見た目のためにもう一層仕上げが必要です。
– 1階の壁や土・水に触れる壁など、非常に湿気の多い場所に使う場合は、塗装のはがれを防ぐため、先に防湿コーティングを塗る必要があります。
セメント木片板
– 同じく現場の条件によって程度の差はありますが、伸縮やねじれが起きます。
– 厚くなるほど非常に重くなります。
– 1階の壁や土・水に触れる壁など、非常に湿気の多い場所に使う場合は、塗装のはがれを防ぐため、先に防湿コーティングを塗る必要があります。
用途
石膏ボード
– 内壁、間仕切り、天井など、湿気や水濡れがあまりない場所に使います。外壁やキッチン、浴室・トイレ、軒天井など湿気の多い場所に使う場合は、耐湿タイプを選ぶ必要があります。
繊維強化セメント板
– 内壁にも外壁にも、屋根の下地板や床を張る前の下地にも使えます。種類がはっきり分かれているので選びやすく、天井用か壁用かをすぐに選べます。接着モルタルで上からタイルを張ることもでき、中央に断熱フォームを挟んだ二重壁にすることもできます。
セメント木片板
– 屋内外の床、壁、天井に使え、主に板の厚さで用途を選びます。最も薄い8 mmは天井などの内装や床の下地に使い、壁張りに使う場合は12 mmと厚めのものを選びます。16 mmに厚くすると、屋根の下地板や建物の外装材として使います。20 mm以上は特に荷重に耐える厚さがあるため床に使いますが、価格もそれに応じて高くなります。
まとめ
家の中の部屋やオフィスの間仕切り、屋内の区画を仕切るだけで、高い強度や耐荷重、日差しや雨への耐久性が必要ないなら、石膏ボードを選びます。外壁や軒天井、キッチンの壁、既存の家から増築した日差しや雨にさらされる外壁には、繊維強化セメント板かセメント木片板を選びます。荷重を支える床に使うなら、セメント木片板のほうが適しています。
最後にひとこと。材料は用途と現場の環境に合ったものを選んでください。価格が低い、節約になるという理由だけで選ばないでください。あとでその材料に問題が起きたとき、交換や補修にかかる費用が材料代より高くつき、頭を抱えることになりかねません。
出典ウェブサイト:http://community.akanek.com/th/content/



